はじめに
結婚式は一生に一度の特別なイベントです。その大切な瞬間を美しい写真や映像として残すことは、多くの新郎新婦にとって非常に重要です。しかし、結婚式場が提供するカメラマンのサービスは、費用が高額であったり、自分たちの好みと合わなかったりすることもあります。そこで、持ち込みカメラマンの利用を検討するカップルが増えています。本記事では、持ち込みカメラマンを活用するための式場との交渉術について詳しく解説します。結婚式における写真・映像撮影の重要性
結婚式の写真や映像は、感動の瞬間や幸せな時間を永遠に残すための大切なものです。プロのカメラマンによる撮影は、思い出を鮮明に、美しく記録してくれます。また、結婚式に参加できなかった親戚や友人に、その日の様子を見せることができる貴重な資料ともなります。カメラマン持ち込みのメリット
1)コスト削減
結婚式場のカメラマンの料金は式場やその仲介業者のマージンが入るため高額になることが多いですが、これらのマージンがない持ち込みカメラマンを利用することで、コストを大幅に抑えることができます。
2)クオリティの確保:自分たちで選んだカメラマンなら、その技術や作風を事前に確認できリクエストもできるため、納得のいく仕上りを期待できます。
3)柔軟な対応:持ち込みカメラマンは、新郎新婦の希望に沿った撮影プランを提案してくれるため、オリジナリティあふれる写真を残すことができます。
1. カメラマンの持ち込みが可能な結婚式場の探し方
(1) カメラマンの持ち込みが可能な式場をリストアップ
結婚式場を選ぶ際には、カメラマンの持ち込みが可能な式場をリストアップします。相対的には概ね、結婚式場の中でも、レストラン>ホテル>専門式場やゲストハウスの順にカメラマン持ち込みに寛容な傾向があります。特に、専門式場やゲストハウスはコロナ以降、持ち込みNGとしているところが多くなってきていますので、式場への確認と交渉が大切です。また、持ち込み可能な式場には、持ち込み有料の式場(持ち込み料金が必要)と持ち込み無料の式場(持ち込み料金不要)があります。
1) 持ち込み有料の式場について
持ち込み有料の式場の場合、持ち込み料金は税込33,000円~55,000円となっている式場が多く、高額なところは税込110,000円のところもあります。2) 持ち込み無料の式場について
持ち込み無料の式場の場合には、カメラマン以外のサービスやアイテムも同じく持ち込み無料となっていることが多く、その他の規制が少ないため、自由度の高い結婚式を行うことができるという大きなメリットがあります。そのため、カメラマン持ち込みが無料の式場を見つけることは、自分たちの理想の結婚式を行うための大切なポイントにもなります。(2) カメラマン持ち込み無料の式場のご紹介
実際に、カメラマンが持ち込み無料の式場をインターネットで探そうと思って検索しても、なかなか良い情報にたどり着けないのが現状です。そこで、このブログの読者の方限定で特別に、貴重な持ち込み無料の式場の探し方をお教えします。
1)当店が作成した持ち込み無料のリストの提供
フォトの匠が精力を尽くして、カメラマンの持ち込み料が無料の式場(関西、関東のみ)をリストアップし、サイトに掲載しておりますので、そのページを紹介しておきます。ただし、情報は随時変化しますので、最新情報については、以下のリストの「最新情報」のリンクをクリックして確認するか、直接結婚式場へ確認することが大切です。
カメラマン持ち込み無料の式場(関西)
カメラマン持ち込み無料の式場(関東)
2)持ち込み無料の式場を確認可能なウェディングサイトの紹介
また、カメラマンの持ち込みが無料の式場を確認できるウェディングサイトのページも2つ(みんなのウェディング様、Wedding Park様のページ)紹介しておきます。ただし、これらのページに掲載されている情報も広告の一種に過ぎませんので、すべての式場を網羅しているわけではありません。また、情報が古い場合もありますので、必ずその結婚式場へご確認下さい。
みんなのウェディング(持ち込み無料)
Wedding Park(持ち込み無料)
2. 結婚式場とのカメラマン持ち込み交渉の基本
(1) 式場の規約確認
まず、持ち込みカメラマンを利用する際は、式場の規約を確認することが不可欠です。
まずは、カメラマンの持ち込みできるか否かを確認しましょう。また、持ち込み可能な場合に、有料で持ち込み可能か、無料で持ち込み可能か、も確認しましょう。
このような式場の規約をしっかりと確認した上で、式場との契約交渉を進めることが大切です。
(2) カメラマン持ち込み交渉の最も重要なポイント!
最も重要な交渉ポイントは、式場との契約前に、カメラマンの持ち込みの許可/無料/値引きを条件に、式場への申し込み契約を行うことです。
これによって、どこの式場でもほぼ間違いなくカメラマンを持ち込むことが可能となり、また、持ち込み有料の式場の場合には、持ち込み料金を無料又は値引きをしてもらうことが可能となります。もちろん、カメラマンだけでなく、その他のサービスやアイテム(ドレス、装花、ヘアメイク等)の持ち込みに関しても併せて交渉することをお勧めします。
逆に、このような条件を一切認めてもらえない式場は、何かにつけて制限が厳しく、後々トラブルになる可能性もあるため、自分たちの希望の結婚式を叶えることが難しくなります。このような場合は、他の持ち込みに寛容な式場を探すことをお勧めします。
(3) 持ち込み交渉の成功事例
実際に持ち込みカメラマンを利用したカップルの成功事例をいくつか紹介します。
<事例1>
関西の式場で結婚式を挙げたAさんカップルは、式場との契約よりも前に、式場に持ち込みカメラマンの利用を相談し、持ち込み料金なしで許可を得ることができました。この式場は持ち込み有料の式場だったのですが、交渉の結果、持ち込み無料にすることができました。
<事例2>
関西のリゾートタイプの式場で結婚式を挙げたBさんカップルは、式場との契約前に、「カメラマンの持ち込みを認めてもらえることを条件に、正式に式場に申し込みを行います」と式場に伝え、無事交渉に成功しました。この式場は通常、持ち込み禁止の式場ですが、無料で持ち込みOKとなりました。
これら2つの事例からわかることは、式場との契約前に交渉すれば、式場の規約に関係なく、またどんな式場でも、特別に無料で持ち込みを認められる可能性が非常に高いということです。もちろん、交渉には一切応じない式場もありますので、その場合は他の式場を探しましょう。
(4) カメラマンの持ち込みについて確認すべきポイント
カメラマンの持ち込みについては、以下のポイントを確認しておくことが重要です。
1)持ち込み料の金額の確認
持ち込み料が有料であった場合には、料金がいくらになるかを確認しましょう。
さらにそれが、カメラマン一人当たりの持ち込み料金なのか、人数は無関係での持ち込み料金なのかも式場に確認することが必要です。
2)撮影制限の確認
カメラマンを持ち込む場合に、撮影の制限があるかどうかも確認しましょう。
例えば、挙式中は着席状態で撮影、男性カメラマンの場合はお支度室での撮影がNG、親族集合写真は式場カメラマンしか撮影できない、エンドロールの編集場所は提供できない、等の撮影制限がある場合がありますので、必ず事前に式場に詳しく確認しましょう。
3)カメラマンの事前会場下見の確認
持ち込みカメラマンが事前に式場を訪れて撮影場所を会場の下見確認できるかどうかも大切なポイントです。ただし、持ち込みカメラマンがその式場で何度も撮影した経験がある場合は会場下見をする必要はないでしょう。
4)エンドロールの編集場所の確認
エンドロールのカメラマンを持ち込む場合はエンドロールの編集場所が必要になります。理想は、披露宴会場の中ですが、少し離れた別室になる場合もありますので、この点についても式場に確認しましょう。
3. すでに式場契約した後のカメラマン持ち込みの交渉方法
すでに式場と契約してしまった場合には、カメラマンの持ち込みに対する交渉の難易度は上がりますが、以下の対策を考えてみましょう。
(1) まずは式場との契約書関連の書類を確認
まずは、式場との契約書関連の種類を確認しましょう。契約書、約款、誓約書等の契約時の書類を確認し、カメラマンの持ち込みについて、どのように記載されているかを調べてください。カメラマンの持ち込みを禁止しているかどうか、持ち込み可能であれば、その持ち込み料金はどのように記載されているか等を確認してください。もし、何も書かれていなければ、カメラマンの持ち込みの交渉を有利に進めることが可能です。
(2) 持ち込みNGの式場に対して
この場合はかなり難易度が上がりますが、知人としてカメラマンをゲストとして招待して撮影してもらう方法があります。この場合でも、当日のトラブルを避けるため、式場にはきちんと知人が撮影する旨を伝えるようにしましょう。ただし、ゲストとして招待して撮影してもらう場合、上述の撮影制限が厳しくなることが多くなりますので、その点については、式場に確認・交渉しましょう。
また、SNS等で同じ式場で挙式した卒花嫁さんで、カメラマンを持ち込みした方がいれば、直接メッセージを送って実情を聞いてみてください。もし、ゲストとしてカメラマンを招待したという前例があれば、それをもとに、式場との交渉を有利に進めることが可能です。
なお、持ち込みNGの式場はかなり持ち込みのハードルが高くなりますので、何度も繰り返し、少なくとも三度以上交渉を続けることも有効です。当店のお客様でも、三度交渉して最後にOKをもらったお客様もたくさんいます。
(3) 持ち込み有料の式場に対して
持ち込み料を減額または免除してもらえるよう、式場と交渉してみましょう。
上記と同様、SNS等で同じ式場で挙式した卒花嫁さんで、カメラマンを持ち込みした方がいれば、直接メッセージを送って持ち込み料の実情を聞いてみてください。前例があれば交渉を有利に進めることができます。
また、それでも交渉が難しい場合は、例えば、他のサービス(料理、装花、ドレス等の)のグレードを一つ上げる、あるいはプロフィールムービーやオープニングムービー等のムービーを式場に依頼することを条件に、交渉するのも一つの選択肢です。式場の利益が増えるのであれば、その利益に見合う程度の持ち込み料の値引きを行ってくれる可能性は高くなります。
まとめ
持ち込みカメラマンを活用することで、コストを抑えつつ、クオリティの高い写真や映像を残すことができます。しかし、そのためにはまず、式場と契約する前のリサーチ・確認・交渉が不可欠です。式場との交渉やカメラマンとの連携をしっかりと行い、素晴らしい結婚式の思い出を作りましょう。この記事が、新郎新婦の皆様にとって役立つ情報となり、素敵な結婚式を迎えられることを願っています。
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私たちフォトの匠ウェディングは、創業から13年以上にわたり、800組以上の新郎新婦様と直接コミュニケーションを取り、300以上の会場での持ち込み撮影の実績を誇ります。経験豊富なプロカメラマンが、あなたの大切な結婚式の撮影を成功させるために、迅速かつ丁寧なアドバイスを提供いたします。
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